住宅展示場見学のポイント《玄関編》

「住宅展示場はどのメーカーも豪華すぎて参考にならない」と感じたことはありませんか?

多くの方がこのように思われるようですが、住宅展示場はその見学方法とポイントをしっかり把握すれば必ず参考になる場所です。

そこで、住宅展示場に行ったときに見るべきポイントを挙げていきたいと思います。

今回は「玄関」の見方をご紹介。

あなたの家づくりにきっと役立つ知識をわかりやすく解説していきましょう。

玄関の上がり框にはぜひ座ってみよう

上がり框。この言葉をご存じでしたでしょうか。読み方は「あがりかまち」です。玄関に入って靴を脱ぎ家の中に入るわけですが、その段差部分だと思って下さい。

通常は20cm程度の段差がありますが、展示場に見学に来るお客様の中で、ここに座る方はほとんどいません。

しかし、それは大切な気付きの機会を逃しているかもしれません。展示場見学をするときは、帰りでいいのでここに座ってほしいのです。

座るべき理由とは?

一戸建てに住むと、上がり框に座って靴を履くこともあるでしょうし、座りながら靴を磨いたり掃除をしたりすることもよくあります。

また、お子様やお年寄りであれば、靴を履くときにここに腰かける可能性はとても高いはずです。

その時に、高さが低すぎたり高すぎたりすればどうでしょうか。

毎日の行為なのに何とも不便で仕方がないばかりか、前のめりになり怪我の原因になる可能性も考えられます。

実際に座ってその高さを実感してみると、高さによって、使い勝手が随分と変わることに気が付くことでしょう。

実際に座ってみたうえで、営業の方に「この高さは何cmですか?」と確認してみましょう。

ある展示場では、1cmの板が複数枚準備してあり、そこに座って微妙な高さの違いを体感できるようにさえしてありました。

玄関クローゼットには何を仕舞うのかイメージしてみよう

今や玄関の定番になった玄関クローゼット

もうどのくらい経ったでしょうか。玄関脇にあるまとまった広さの収納スペースは、住宅展示場の定番となるのと同時に、注文住宅はもちろんのこと建売でも頻繁にみられる設計思考となりました。

しかし、一般的になったからといって安易に「うちにも欲しいね」となる前に、何をどの程度、どのように置くのか、家族で話し合うことをお勧めします。よく考えないと中途半端なスペースを作っただけの結果となりかねません。

「自転車が2台あるからこれなら無理なく置けそうだ」

「子供の三輪車や遊び道具もそれなりに場所を取るよな」

「ゴルフバッグやアウトドアグッツを置きたいんだよな」

こうして具体的に考えていくと良いでしょう。

靴は何足くらい収納できますか?と聞いてみよう

どんな住宅展示場の玄関でもシューズクローゼットが存在します。

ただ、扉を開けるとぎっしりと靴が入っているケースはまれで、おそらくは靴が間隔をあけてパラパラと入っていることが多いです。

ここで、「靴は何足くらい入りますか?」と質問してみましょう。

事前にご家族が所有する靴の数をおおよそでいいので確認しておき、それを念頭においてこの質問をするのです。

あなた「ここには何足くらいの靴が入りますか?」

営 業「おおよそ60足くらいですね」

あなた「うちには40足程度の靴があるから、もう少し小さくても足りるかな」

こんな会話が想定されますが、あなたにとって、必要な容量のシューズクローゼットの大きさをざっくりと把握できると思います。

まとめ

住宅展示場の見学時に何気なく通過してしまうのが玄関。でも、家を建てたら顔となるのが玄関です。上がり框の高さや玄関収納の広さなどの大切さをお伝えしました。見学時には、少しだけ注意を払って観察してみましょう。

理想のリビングやキッチンが実現できても、肝心の玄関に納得いかないと、満足度の高い家づくりに至らないかもしれません。後悔先に立たずにならないように、住宅展示場の玄関をじっくり見学することをお勧めします。

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