限られた空間を広く見せるLDK5つのアイデア

住宅を建てるにあたり、敷地の広さや建築法規、予算、その他さまざまな制約により、すべての要望を満たすことはなかなか難しいのが現実です。

住宅の中でもLDKは家族が集う建物の中心となる空間ですので、制約のなかでもLDKの室内空間はできるだけ広く確保したいものです。

もちろん希望通りの広さが確保できればいいですが、諸事情によりそれが難しい場合、どのような解決方法があるでしょうか。

部屋の広さを感じる要因は床面積だけで決まるものではありません。高さや奥行きを持った立体的な空間として部屋を捉えると、実際よりも広く見せるための様々な工夫が生まれてきます。

そこで今回は、LDKを広く見せるための5つの空間アイデアについて解説します。

遮るものをなくす

ひとつめの工夫は、部屋の中の壁や柱など視線をさえぎるものをできるだけ無くすことです。

大きな空間を実現するためには、建物の構造梁のスパンを飛ばす必要がありますが、木造の場合は強度を確保するため、部屋の中間に梁を支えるための柱や壁を設置しなければならないケースがあります。部屋が柱や壁で分断されると、視線がさえぎられて狭く感じてしまいます。

鉄骨系住宅のトヨタホームでは、木造よりも梁スパンを長く飛ばせるメリットがあります。その結果、構造上の壁や柱の制約を無くすことができ、最大35帖の大空間を実現できます。

また、窓や室内建具の開口部を大きく取るのも部屋を広く見せるコツです。掃き出し窓や室内建具は床から天井まで目一杯の高さでデザインすると、開口部から部屋の外部へと視線が抜けて、解放感を演出する効果が得られます。

視線をずらす

室内に高低差を付けて、場所ごとに目線の高さをずらすことで、空間を広く見せる効果があります。

例えば、キッチンに立って料理する人とソファでくつろぐ人の間では目線の高さが違うため、お互いの視線が気になりません。その結果、プライベートな空間として認識できる広さが大きくなります。

スキップフロア、ダウンフロア、小上がりなどの高低差を生かしたさまざまな間取りの工夫で上下の視線のズレを生み出し、空間のヨコの広がりを生み出す多層空間の作ることで、視線がヌケて空間的な広がりが生まれます。

天井をあげる

天井を上げて、上部方向に解放感を演出することも効果的です。

1階リビングの場合は2階への吹き抜けを設け、リビングの上が屋根の場合は勾配天井やトップライトで頭上の圧迫感を軽減します。

2階リビングの場合は屋根裏空間を活用し、勾配天井にすることで上部方向に開放感を作ります。

そのようなタテ方向への空間の伸びと解放感を演出することにより、床面積以上の広さを感じられる空間となります。

間取りの制約で吹き抜けや勾配天井が難しい場合でも、フラットな天井の一部を折上げて凹凸を付けるだけでも頭上が軽やかな印象となります。

内装をあかるくする

壁と天井の仕上げを明るめの色で統一して、部屋の濃淡や陰影を消すことで、広がりを感じる空間の演出が可能です。

冷たい印象を与える真っ白な内装よりは、クリーム色が掛かったアイボリー色や薄いベージュの暖色で内装をコーディネートすると、色の膨張効果で室内がより広く見えます。

また、天井が暗いと圧迫感が出るため、間接照明で天井を照らし、陰影を演出することも効果的です。

家具を減らし収納スペースを確保する

本や新聞、生活雑貨などが部屋のあちこちに分散して置いてあると、雑然とした印象を受けます。整理されていない部屋は狭く感じるのも、このことが原因です。

その解決策として、小物や雑貨を収納できるスペースを設けて、必要な時に取り出すスタイルとすることで部屋を広く使えます。

また、存在感のある置き家具は物理的に部屋を狭くするうえに、空間の調和も乱してしまいがちなため考え物です。

チェストや収納棚等の置き家具は最小限に留め、建築工事で造り付けの書棚等の壁面収納スペースを設けるようにすると、空間と収納が調和しスッキリとした印象になります。

まとめ

ここまで、LDKの空間を広く見せるアイデアについて解説してきました。

ヨコ方向とタテ方向、両方を伸びやかに見せるための視線の抜けを意識して間取りを工夫することが大切です。

また、部屋を明るく演出するカラーコーディネートと造り付けの収納も、部屋の広さを演出するのに大変効果的です。

トヨタホームの空間デザインは「Spacious 大空間・大開口」「Multilayer 多層空間」「Vertiful 吹抜・勾配天井」の3つのキーワードで、単なる大空間だけでなく、天井高に変化を与えゆるやかに空間を仕切り、縦への広がりのある豊かな空間を演出します。

トヨタホームでは、高層ビルにも採用される「鉄骨ラーメン構造」を採用することにより、柱と梁が一体となった強靭な構造性能を有し、大空間と大開口を実現します。

大きな空間や大きな開口部を作ると耐震性が心配だ、という方もいるかと思います。しかし、トヨタホームは大空間・大開口でも大地震への備えは万全です。

トヨタホームの住宅は国の定める住宅性能表示制度において、数百年に1度の大地震でも倒壊しない耐震性能を示す「等級3」の基準値を大きくクリアしています。この等級は、災害時の活動拠点となる消防署などと同等の強さを証明しています。

トヨタホームの展示場は、デザインや設備だけでなく空間づくりの見どころが沢山詰まっています。

タテ方向とヨコ方向の広がりを意識した空間設計のアイデアを、ぜひ現地で実際にご確認ください。

 

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