トヨタホームのインナーガレージ

Inner Garage インナーガレージのお役立ち情報

第9回

都市部でも快適に!3階建てインナーガレージの間取り設計ポイントを解説

都市部での家づくりでは、限られた敷地の中でも「駐車スペースと広々としたリビングを両立したい」と考える方が少なくありません。こうしたニーズに応え、愛車を守りながらゆとりある暮らしを実現できる住まいのかたちが、「3階建てのインナーガレージ」です。

3階建ての特性を活かすことで、敷地条件の制約を受けにくく、居住空間とガレージをバランスよく配置することができます。さらに設計の工夫次第で、都市部でも開放感のある住まいづくりが可能です。

本記事では、3階建てインナーガレージの魅力や、空間を広く見せる間取りのポイント、満足度を高める設計の工夫についてわかりやすく解説します。都市部でも快適でゆとりある住まいを実現するためのヒントとして、ぜひ参考にしてください。

トヨタホーム東京が提案する、愛車と暮らす特別な住まいのカタチ。魅力的な実例をこちらからご覧いただけます。

3階建てインナーガレージとは?

3階建てインナーガレージとは、建物の1階部分にインナーガレージ(ビルトインガレージ)を設け、限られた敷地でも立体的に空間を活用できる住まいのことです。

都市部や狭小地でも敷地を有効活用できるため、駐車スペースを確保しながら居住空間の広さも確保できる点が大きな特徴です。天候に左右されない動線や防犯性の高さといったメリットもあり、実用性と暮らしやすさを両立した住まいとして注目されています。

3階建てインナーガレージのメリット

3階建て住宅にインナーガレージを採用することで得られる、主なメリットを解説します。

雨風や防犯面で安心できる

ガレージと室内をつなぐ動線を確保することで、インナーガレージの利便性はさらに高まります。雨の日でも傘を使わずに車から室内へ移動できるほか、買い物後の荷物の運び入れや、小さなお子さまを連れての移動もスムーズに行えます。天候に左右されない快適な動線は、日々の暮らしの負担を軽減する大きなメリットです。

また、3階建て住宅では寝室などのプライベート空間を上階に配置するケースが多く、1階のインナーガレージにシャッターを設けることで、防犯性を高めることができます。夜間の車上荒らしやいたずらへの不安を軽減し、愛車を安心して保管できる点も魅力です。さらに、ガレージと居住空間を上下階で分ける3階建てならではの構成により、雨風から車を守る耐候性と高い防犯性を両立できます。都市部でも安心して暮らせる住まいとして、インナーガレージは有効な選択肢といえるでしょう。

居住空間を整理しやすい

3階建ての特性を活かし、1階をインナーガレージ中心の空間として計画することで、生活空間と役割を分けたゾーニングがしやすくなります。ガレージと居住空間を分けて配置することで、生活動線が整理され、日々の使いやすさが向上します。例えば、趣味の道具やタイヤ、アウトドア用品などをガレージ周辺の収納にまとめておくことで、出し入れの動線が短くなり、片付けもスムーズに行えます。

「ガレージ収納」「動線の短縮」といった工夫が、暮らしの効率を高めるポイントです。

さらに、1階を「趣味や作業のアクティブな空間」、2階・3階を「くつろぎのプライベート空間」とフロアごとに役割を分けることで、生活にメリハリが生まれます。こうしたゾーニング設計により、住まい全体の快適性と暮らしやすさを高めることができます。

容積率を有効活用できる

インナーガレージには、建物の延床面積の一定割合までガレージ部分を容積率の算定から除外できる「容積率緩和」のルールがあります。一般的には延床面積の5分の1を上限として適用され、都市部や狭小地でも、駐車スペースを確保しながら居住空間や収納を広く確保しやすくなるのが大きなメリットです。

例えば、延床面積40坪(約132m²)の3階建て住宅を計画する場合、最大で約8坪(約26m²・約16畳分)のインナーガレージを容積率に含めず設計することが可能です。限られた敷地でも、ガレージと居住スペースを両立しやすくなります。

ただし、容積率緩和の適用条件や上限は自治体ごとに異なるため、計画の初期段階で建築会社や設計担当者に確認しておくことが重要です。事前にルールを把握することで、無駄のない間取り計画につながります。

都市部の敷地条件に合わせやすい

上下方向の空間を活用できる3階建て住宅は、限られた敷地でも十分な居住面積を確保しやすいのが特徴です。

インナーガレージを取り入れることで屋外の駐車スペースが不要となり、土地を無駄なく有効活用できます。特に都市部や狭小地では、敷地に余裕がなく駐車スペースの確保が課題になりがちですが、建物内にガレージを設けることで、居住空間と駐車スペースを両立しやすくなります。

また、前面道路が狭い住宅地でも計画しやすく、周辺環境や敷地条件に柔軟に対応できる点も大きなメリットです。都市部で効率的に土地を活かした住まいづくりを実現したい方にとって、3階建てインナーガレージは有力な選択肢といえるでしょう。

3階建てインナーガレージの注意点と対策

3階建てインナーガレージを検討する上で、事前に把握しておくべき注意点と具体的な対策を解説します。

コストバランスを意識した計画が大切

3階建て住宅は、構造計算や耐震対策を丁寧に行う必要があるため、一般的な2階建て住宅と比較して建築コストが変動しやすい傾向にあります。

さらにインナーガレージを設ける場合は、構造補強や法規に基づく防火対応など、安全性を確保するための工程が必要になります。

駐車台数やガレージの奥行きをライフスタイルに合わせたサイズで検討することで、全体のコストバランスを整えやすくなります。将来を見据えた計画を立てることは、住まい全体の完成度と満足度を高める大切なポイントです。

換気や音への配慮が必要

インナーガレージを計画する際は、換気や音、においへの対策も重要なポイントです。特に住宅密集地では、エンジン音やシャッターの開閉音、排気ガスによるにおいなど、周囲の環境への配慮が求められます。

こうした影響を抑えるためには、静音タイプのシャッターや設備を選ぶほか、開口部の位置を隣家から離して配置するなどの工夫が有効です。「音対策」「配置計画」を意識することで、近隣への影響を軽減しやすくなります。

また、室内側の対策としては、換気設備を整えることでガレージ内の空気を効率よく入れ替えることができます。さらに、ガレージと居室の間に玄関や収納スペースを挟むことで、音やにおいが生活空間に伝わりにくくなります。快適なインナーガレージ空間を実現するためには、こうした換気・防音・におい対策をあらかじめ設計に取り入れることが大切です。

3階建てインナーガレージの間取りの考え方

インナーガレージの実用性と快適性を両立させるための、代表的な間取りのポイントを紹介します。

延床面積・敷地条件から間取りを組み立てる

敷地面積に制約がある都市部では、1階ガレージ+2階LDK+3階個室といった「縦の空間活用」が一般的です。インナーガレージを取り入れることで、限られた敷地でも効率よく空間を使い、居住面積を確保しやすくなります。

また、生活の中心となるLDKを2階以上に配置することで、外からの視線を避けながら開放感のある空間をつくることができます。都市部の敷地条件に合わせた間取り設計が、快適な住まいづくりのポイントです。

駐車台数に応じて居住スペースとのバランスを取る

3階建て住宅では、1階の多くをインナーガレージが占めるため、駐車台数やガレージの広さが間取り全体に大きく影響します

例えば1台分の場合は、1階に玄関や収納スペースを確保しやすく、2階・3階にゆとりある居住空間を配置できます。一方で2台分のガレージを設ける場合は、ガレージ面積が大きくなるため、階段位置や各フロアの面積配分を工夫することが重要です。

必要な駐車台数と、暮らしに必要な居住空間のバランスを整理し、間取りの優先順位を明確にすることが、満足度の高い住まいづくりにつながります

階段位置と動線設計が暮らしやすさに関わる

上下移動が多くなる3階建て住宅では、階段の位置や動線設計が暮らしやすさに大きく影響します。特にインナーガレージと室内をスムーズにつなぐ動線を確保することで、日々の移動が快適になります

例えば、ガレージから直接室内へアクセスできる配置にしたり、LDKへの動線を短くすることで、日常の利便性が向上します。生活動線を意識した間取り設計が、3階建て住宅の快適性を高める重要なポイントです。

ガレージを「駐車+α」の空間として考える

3階建てインナーガレージは、車を停めるだけでなく多目的に活用しやすい空間です。自転車やアウトドア用品の収納スペースとして活用したり、趣味の作業スペースとして使うこともできます。

さらに、将来的なライフスタイルの変化を見据えた設計にすることで、長く使い続けられる住まいになります。「駐車スペース+収納・趣味空間」として計画することで、ガレージの価値をより高めることができます。

3階建てインナーガレージの実例から学ぶ間取りプラン

ここでは、トヨタホーム東京が手掛けたインナーガレージを備えた3階建て住宅の建築事例を紹介します。

趣味空間を住まいの中心に据え、ガレージ鑑賞を日常のぜいたくへと変える住まい

【基本情報】
敷地面積:187.68㎡
延床面積:246.83㎡
施主年代:40代
家族構成:夫婦+子ども1人+両親

コンクリート打ち放しの無機質な質感と、清潔感あふれるホワイトタイルが調和するモダンな3階建てです。

中心に据えられたのは、単なる駐車スペースを超えた「プライベート・ギャラリー」のようなガレージ。1階リビングの大きなガラス越しに愛車を眺められる構成で、ハンモックに揺られながら愛車を愛でるぜいたくな時間を日常に組み込んでいます。車を「所有する」だけでなく、共に「暮らす」喜びを形にした設計です。

室内から愛車をアートとして愛でる、LED照明が映える機能的な住まい

【基本情報】
敷地面積:200.00㎡
延床面積:280.33㎡
施主年代:50代
家族構成:夫婦+子ども2人

落ち着いた色調の外観に、バルコニーのガラス手すりが透明感のあるアクセントを添える、洗練されたデザインの3階建てです。

玄関を開けると、大きなガラス窓越しにインナーガレージが視界に入る設計です。室内からも愛車を眺められるため、日常の空間の中でその存在感を楽しめます。さらにガレージ内部に施されたブルーのLED照明は、夜間のデザイン性をドラマチックに引き立ててくれます。

また、エントランスには大容量のクローゼットを完備。ガレージから持ち込んだ荷物をスムーズに収められる、機能美と実用性を兼ね備えた設計となっています。

愛車2台をドラマチックに引き立てるラグジュアリーな住まい

【基本情報】
敷地面積:326.35㎡
延床面積:423.15㎡
施主年代:50代
家族構成:夫婦+猫

石積み調の壁面とコンクリート打ち放しのガレージを組み合わせ、高級感とモダンさが融合した3階建てです。

シャッター付きの広大なガレージは、大型のSUVやセダンを2台並列で駐車しても余裕のある広さを確保。建物各所に配置されたライトが、夜間には石積みの陰影や愛車のシルエットをドラマチックに描き出し、美しい景観をつくり出します。

玄関ホールに設けられた大きな固定窓からもガレージ内を見渡せ、愛車を生活空間の一部として堪能できる設計です。

まとめ

3階建てインナーガレージは、都市部や狭小地といった敷地条件の制約をクリアしながら、駐車スペースとゆとりある居住空間を両立できる住まいです。愛車を守る安心感に加え、動線設計や空間の使い方次第で、日々の暮らしやすさも大きく向上します。

満足度の高い住まいを実現するためには、耐震性や建物の強度に配慮した設計はもちろん、生活動線、音やにおいへの対策などをトータルで計画することが重要です。こうしたポイントをバランスよく取り入れることで、快適で長く住み続けられる住まいにつながります。

トヨタホーム東京では、インナーガレージのある住まいづくりの実績をもとに、敷地条件やライフスタイルに合わせた最適なプランをご提案しています。まずはカタログ請求や展示場で、実際の空間や車の出し入れのしやすさ、動線の快適さをご体感ください。

インナーガレージ2台の間取りで快適な趣味空間をつくるコツ